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このブログは、葬儀司会者や葬儀で司会をなさる皆様に向けて少しでもお仕事の助けになればと思い、葬儀司会の台本や雛形・葬儀ナレーションの原稿や例文等をご紹介させて頂いております。よろしければご参考になさってみてください。
今回は、戦争を越え、令和へと生き抜いた故人様の葬儀ナレーションのご紹介です。ご遺族様から色々とお話を伺い、「戦争」「命のたすき」というフレーズを使って綴りました。
「空襲警報が鳴り響く真っ暗な街で必死に繋ぎ止めた命。悲しみの戦争を越え、戦後の混乱期、空腹と戦いながら復興の槌音に明日への希望を抱いた太郎様。激動の昭和から、平成、そして新しい時代の幕開けとなった令和へ。移りゆく時代の荒波を強く生き抜いて来られたご生涯。決して平坦な歩みでは無かった道のりで、繋いでくれた命のたすき。太郎様が愛した、最愛のご家族そしてお孫様に囲まれて、今こうして穏やかに、お別れの時をお迎えになりました。」*固有名詞は仮名です。転載はご遠慮ください。
戦時中の話をご家族にも折を見て話して下さったという故人様。ご家族曰く、葬儀を迎えるまでの数日間は、戦争を生き抜いて託された命のたすきの重みとありがたさを感じる時間でしたとおっしゃっておりました。これからは遺されたご家族やお孫様がそのたすきをしっかりと繋いでいくことでしょう。
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