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いつもありがとうございます。
今回は「グリーフ」についてです。
挫折、孤独、愛する人との別れ、死別など。人は様々な喪失を体験します。喪失を体験したときの深い悲しみのことをグリーフと言います。
このグリーフは、身体、感情、行動などに影響を及ぼし、睡眠障害・怒りや罪責感・無力感・不安・恐怖など、負の感情で心身を支配します。
私達が接するご葬家はまさにグリーフの中にいる訳です。
そして、グリーフの中にある人が心の傷を癒す行程を第三者がサポートする事を「グリーフケア」と言います。
このグリーフケアの基本は、悲しみの感情をじっくり聴いて、話す人の気持ちを受け止める「傾聴」です。
「傾聴」を少し詳しく調べてみると・・・
「相手の話を深く聴くだけではなく、話し方や表情、姿勢、仕草といった言葉以外の部分にも注意を払い、相手をより理解すること。そして相手を受け入れ、話を聞いてその通りだと共感すること」
というような事が記してありました。加えて、聴き手が自分の価値観や判断を押し付けないこと。相手を否定しないこと。安易に励まさないことも大切だそうです。
司会者がご葬家に対し、時間をかけてグリーフケアを行うことは時間的にも非常に難しいと思いますが、少なくとも「傾聴」や「共感」は出来るはずです。
故人様のお話を聞かせて頂くときも、ご葬儀について確認させて頂くときも、相手の言持ちを慮って「傾聴」「共感」を心がけて仕事をしていきたいものです。
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