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いつもありがとうございます。
このブログは、葬儀司会者や葬儀で司会をなさる皆様に向けて少しでもお仕事の助けになればと思い、自分のスキルアップの意味も込めて、葬儀司会の台本や葬儀ナレーションの原稿をご紹介させて頂いております。よろしければご参考になさってみてください。
今回は、時々ご案内させて頂いております
葬儀司会上達講座「声・滑舌」編です。
良い声や美しい滑舌を習得するために、まずは「己を知る事」が大事です。
一度、自分の声を録音して聞いてみましょう。今は、スマートフォンで手軽に録音が出来る時代です。
声を録音すると本当の自分の声が分かります。実際に自分の声を聞いてみると、違和感を覚える方も多いと思いますがそれが他人に聞こえているあなたの声なのです。
「聞きづらくないですか?」「早口ではないですか?」「モゴモゴとこもってはいませんか?」・・・
まずは、自分の声を見直し、自分の声に関心を持つことが大事です。
そしてもう一つ大事なのは、健康管理です。
司会に限らず、人前で声を使う仕事をする時には
声の調子を万全に整えておかなくてはいけません。
そこでまず、自分の体を「楽器」だと思って下さい。
良い音を出すには、楽器が良い状態にあり
バランスや調律が整っている事が大事です。
運動した後やお風呂に入っている時に良い声が出るのは
体の循環機能が活発になり、体から余計な力が抜けて
声帯が良い状態にあるからです。体と声は密接な関係にあるのです。
良い声を出す為に、体を良い状態にすること。
とても基本的な事ですが、とても大切な事です。私自身、体調を崩し、声が出なくなる時ほど辛い事はありません。声が出ないイコール仕事が出来ないという事になりますので、自分も辛いうえに多くの方に迷惑をかけてしまう事になります。
日々の健康管理は勿論のこと、柔軟体操やストレッチを行い体を柔らかくして、ご自身の楽器を良い状態に保っておきましょう。
それでは、基本的な滑舌の練習方法です。
以下の「あめんぼのうた」で練習します。
この「あめんぼのうた」は、50音をバランスよく配しているので、発声練習によく用いられる詩です。
最初はゆっくりと口を大きく開けて。次はスピードを上げて練習しましょう。練習をする時には、鏡を見ながら、口の開け方をチェックして練習するとより効果的です。
『あめんぼの歌』 北原白秋 作詞
あめんぼ 赤いな アイウエオ
浮き藻に こえびも およいでる。
柿の木 栗の木 カキクケコ
啄木鳥 こつこつ 枯れけやき。
ささげに 酢をかけ サシスセソ
その魚 浅瀬で 刺しました。
立ちましょ ラッパで タチツテト
トテトテ タッタと 飛び立った。
なめくじ のろのろ ナニヌネノ
納戸に ぬめって なにねばる。
鳩ぽっぽ ほろほろ ハヒフヘホ
日向の お部屋にゃ 笛を吹く。
まいまい ねじまき マミムメモ
梅の実 落ちても 見もしまい。
焼栗 ゆで栗 ヤイユエヨ
山田に 灯のつく 宵の家。
雷鳥は 寒かろ ラリルレロ
蓮花が 咲いたら 瑠璃の鳥。
わいわい わっしょい ワイウエヲ
植木屋 井戸換え お祭りだ。
このあめんぼのうたの練習は、滑舌が良くなるだけではなく、顔の表情も豊かになります。
今回は以上となります。
是非、実践してみて下さい。
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