前日お手伝いさせて頂いたご葬儀は、とても博識でいらっしゃったというおじい様が故人様でした。ご遺影には、本棚に本がぎっしりと収められている書斎で撮影されたお写真が飾られ、式場のメモリアルコーナーには難しそうな愛読書が並んでいました。
以下、開式前にアナウンスさせて頂いたナレーションの抜粋です。
「ご生前の柔和な笑顔そのままに、皆様に微笑みかけていらっしゃる祭壇のご遺影。あのお写真は、ご自宅の書斎で撮影された一枚だそうです。壁一面の本棚に収められた蔵書の数が博識だった故人様を偲ばせます。歳を重ねてもなお好奇心旺盛な勉強家。お孫様にとっては、何でも教えてくれる物知りおじいちゃん。生き物の不思議、宇宙の大きさ、将棋に折り紙、ママへの手紙の書き方。教えてくれたのは優しいおじいちゃんだったそうです。生きる事は学ぶこと。何度もおっしゃっていたその言葉は、お孫様へと受け継がれていきます。」
ご家族の間では、何か分からない事があると「おじいちゃんに聞いてみよう」が合言葉だったとか。故人様のように、いつまでも学ぶ姿勢を持ち続けていたいものですね
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