葬儀ナレーション実例文「物（もの）」

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このブログでは、葬儀ナレーションの紹介や葬儀司会者として感じたことなどを綴っています。

 

 

 

今回は、葬儀ナレーションのご紹介です。

 

 

 

先日お手伝いさせて頂いたご葬儀は、４人家族のお父様が故人様でした。ご遺族にお話を伺うと、物欲は無く、物を大切にする一方で、決して倹約家ではなく、人とのお付き合いや家族との旅行、そして、誰かへのプレゼントには出費を惜しまなかったそうです。

 

 

 

そんな故人様のご葬儀でアナウンスさせて頂いた葬儀ナレーションの抜粋です。

 

 

 

「今ある物を大事にする。それがある事に感謝して。故人様が生涯にわたり貫いてきた物への考え方です。物が溢れるこの時代に、物を大切にしていた父の姿が印象的でしたと、ご家族がお話ししてくださいました。靴やバッグを丁寧に磨き、愛用の自転車は手入れを欠かさず今年で１８年目を迎えていたそうです。そんな太郎様が新しい物を買うのは決まって誰かへのプレゼント。人に物をあげることがお好きだったという太郎様。『受け取ってくれた人の喜ぶ顔を見るのが好きなんだ』いつもそうおっしゃっていたそうです。」

 

 

 

今回、お手伝いさせて頂き、子供の頃に「物を大切にしなさい！」と母親によく叱られていたことを思い出しました。未だにその言いつけを守れていない自分がいます。いけませんね。

 

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