先日お手伝いさせて頂いたご葬儀は、喫茶店のオーナーが故人様でした。手作りのお店とこだわりの豆で、多くのお客様に愛された人気のお店だったそうです。ご遺影にもコーヒーを片手ににこやかに微笑むお写真が使われ、お店に立っていたご生前のお姿が偲ばれました。
以下、開式前にアナウンスさせて頂いたナレーションの抜粋です。
「いつか自分の店を持ちたい。太郎様がその夢を叶えたのは48歳の時でした。ご自分の手で少しずつ作り上げて来られたカフェ〇〇は、穏やかで優しいお人柄そのままに、居心地のいい温もり溢れる憩いの場となりました。太郎様が丹精込めて淹れた一杯のコーヒーは、数多の人生に豊かな時間を与え、地域の人と人を繋ぐ架け橋の場でもあったそうです。お店を包んでいたあのコーヒーの香りの中、皆様にゆっくりと語り合って頂きたいと、本日、ご遺族様が太郎様こだわりの豆で淹れたコーヒーをご用意してくださいました。」
通夜振る舞いのお席では、故人様こだわりの豆で淹れたコーヒーの香りが漂う中、ご参列の方々がコーヒー片手に思い出話をしていらっしゃいました。やはりお店で流れていたという落ち着いたJAZZのBGMが流れる中で。
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