先日お手伝いさせて頂いたご葬儀は、定年退職をされて、第二の人生を悠々自適に過ごしてらっしゃった方が故人様でした。
お仕事がお忙しく、なかなかご趣味の時間を作れなかったという事で、晩年はご趣味にも多くの時間を費やし、多方面でその才能を発揮されたそうです。
以下、開式前に入れさせて頂いたナレーションの抜粋です。
「ご退職後は、激務の日々から解放され、悠々自適に第二の人生を謳歌していらっしゃった太郎様。ご趣味で書かれた短編小説が、文学賞に入選を果たされ、ご家族と共に喜びを分かち合い、独学で始めた水彩画も玄人はだし。太郎様から届く絵入りの年賀状を多くの方が楽しみにしていらっしゃったとか。穏やかにご趣味を楽しまれ、愛するご家族に囲まれた、豊かな晩年をお過ごしでいらっしゃいました。」
式場内には、故人様が描かれた絵も展示され、まるで展覧会のように、ご参列の皆様が作品をご覧になっていらっしゃいました。この作品の数々も故人様が生きた証の1つなのですね。
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