今回は2月にお手伝いさせて頂いたご葬儀でのナレーションをご紹介致します。
このご葬儀は、生前「俳句」をご趣味としていらっしゃった方が故人様でした。俳句コンテストでの入賞経験もお持ちで、俳句のアイデアを求めて、春夏秋冬様々な地へ赴き、俳句作りを楽しんでいらっしゃったそうです。
以下、開式前ナレーションの抜粋です。
「季節は立春を過ぎ、春の息吹が遠くかすかに聞こえていた、さる2月20日。太郎様が91年の御生涯に幕を下ろされました。 春夏秋冬、季節の移ろいを五感で感じながら言葉を紡ぎ、5・7・5の3句17音に想いを込めて、数多の俳句を詠まれた太郎様。」 *お名前は仮名です。
故人様には到底及びませんが、俳句がお好きだったということで、「立春」と言う季語を使ってナレーションを読ませて頂きました。
生前、言葉を大切にしてこられたご生涯だったという故人様。
「言葉」に対する自分の姿勢を改めて考えさせられるご葬儀となりました。
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