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今回は、葬儀ナレーション一文です。
先日お手伝いさせて頂いたご葬儀はガーデニングがご趣味だった方のご葬儀でした。御孫様もいらっしゃるおばあ様。いつもお庭で過ごしていらっしゃったそうで、手入れの行き届いた美しいガーデンは、おばあ様だけではなく、ご家族にとっても自慢のお庭だったとか。
そんなご葬儀の開式前に入れさせて頂いたナレーションの抜粋です。
「花々に囲まれ、皆様に微笑みかけていらっしゃる花子様のご遺影。あのお写真はご自宅のお庭での1枚だそうです。お庭は花子様にとっての安らぎの場所。春は芽吹きを喜び、夏は汗をぬぐいながらの庭仕事。秋は色づく紅葉に目を細め、冬は窓からお庭を愛でる。花子様はお庭と過ごす時間が大好きでした。
本日、祭壇に飾らせて頂いた木々は、ご家族様が花子様のお庭からお持ちくださった木々です。南天、ぎぼうし、ゆず、オリーブ。そして、一番手をかけていらっしゃったというバラ。
大好きだったお庭の木々の中、おばあちゃんを送ってあげたい。そんなご家族の想いが本日の祭壇に込められています。」
ご供花と、お庭の木々と、見事にマッチした素敵な祭壇でした。きっとおばあ様も喜んでいらっしゃったのではないでしょうか・・・
もうすぐ二十四節季の「大寒」です。春の芽吹きが待ち遠しいですね。
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