今回は、私が司会をさせて頂いたとあるご葬儀での印象に残ったシーンを綴ります。
生前、バイクがお好きだった故人様。休日には愛車のハーレーにまたがって、革ジャンを着てサングラスをかけ、お仲間の皆様と日本全国をツーリングしてまわったていたそうです。
式場には、お仲間とのお写真に加え、愛用していた革ジャンやサングラス、そして、ライトアップされた愛車のハーレーダビッドソンが飾られておりました。
ツーリング仲間を始め、多くの方がお別れにお越し下さったご葬儀。
喪主である奥様のご挨拶が終わり、いよいよご出棺です。
この出棺に際し、霊柩車を先導してくれたのが、ツーリング仲間が運転するハーレー7台でした。
故人様も聞いていらっしゃったであろう、極太のハーレーサウンドが鳴り響く中、見慣れたお仲間の背中を眺めながら遥かなる地へのツーリング。これからも気持ちは一つ。一緒にツーリングをしようと、ハーレーのサイドカーには故人様の写真を持ったお仲間が乗っていらっしゃいました。
エンジン音の中、霊柩車とお仲間の背中を見送りながら、チームの絆はこれからも変わる事なく、故人様とお仲間のツーリングは続いていくのだと感じたご葬儀の一幕でした。
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