先日、テレビ番組で「ドライブスルー葬儀」というスタイルが紹介されていました。高齢者が長時間、焼香の列に並ばなくても良いように「車に乗ったまま焼香ができる」というシステムだそうです。受付も、車に乗ったまま無人のタッチパネルで行い、焼香は式場後方の窓から手の届く位置にある焼香ボタンを押すと、遺影のそばにある花の置物が光り、それが焼香の代わりになるという仕組みと紹介されていました。
香炉から煙が立ち上る風景を見慣れていると、なんとなく違和感を覚えてしまいますが、超高齢化社会を迎える日本において、この仕組みはある意味必然的なイノベーションなのかも知れません。
物事の仕組みが大きく変わる時には、何かしらの違和感を伴うものです。いつの日かそれが当たり前になっていくのかも知れませんね。
葬儀のスタイルがどんなに変わっても、故人を偲ぶ「気持ち」に変わりはありません。
そういえば、先日、喪主様がずっとスマートフォンで葬儀の様子を遠くにいるご親戚に中継していました。今後、葬儀の中継ビジネスも出てきそうです。
そのうち、司会者も、ロボットにとってかわられる時代が来るのかも知れません。例えそんな時代が来てもロボットには負けませんが。
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