葬儀の仕事をしていて時々考えてしまうのは、「私はあと何年生きられるのか・・・?」という疑問。
人生80年だとしたら、私は既に折り返し地点を過ぎている。
そう考えると、残りの人生をどう生きていくのかを考えずにはいられない。
今後の人生プランを考えることは決して悪い事ではないと思うが、先日の導師の法話は、「それよりも大切な事」を教えてくれた。
「(前略)例えば、残りの寿命をこのローソクに例えてみましょう。残りのロウが長いものもあれば、短いものもあります。まだロウが沢山残っているからローソクとしての寿命も長い。だから安心。なのでしょうか? ついつい私達は、のこりのロウの長さにばかり気を取られてしまいます。しかし、そこにばかり目が行ってしまうのは、まったく意味のない事です。ローソクの寿命は、ロウが無くなった時ではありません。炎が消えた時です。大切なのは、残りのロウの長さでは無く、燃えている炎なのです。火が消えたら終わりです。今燃えている命の炎を大事にして下さい。残りのロウを慈しむのではなく、今を慈しんで下さい。大事なのは「今」、「今」を生きる事です。(後略)」
妙に納得してしまった導師の法話。
今、何が出来るのか? 今を生きているか?
それが大事なんですよね。
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