葬儀ナレーション例です。
今回は、葬儀中にアナウンスさせて頂いたナレーションの一節をご紹介させて頂きます。
故人様は4人家族のお母様。2週間後のご長男様の披露宴を楽しみにしていらっしゃったそうですが、出席することは叶わず、旅立たれてしまったそうです。
ご葬儀では、披露宴では渡すことの出来ない感謝の花束を、ご婚約者と一緒にお母様に贈呈したいというご希望がございました。
そこで、ご出棺の前に、ご長男様が自ら作成された、お母様との思い出を綴ったメモリアルムービーの上映を行い、その後、ご長男様とご婚約者から、お母様の棺の上に花束をお手向け頂く事になりました。
このナレーションは、メモリアルムービーが終わり、花束贈呈へ移行する際のナレーションです。
(映像を受けて・・・)
「やんちゃだった幼少時代。素直になれず、苦労をかけてしまった学生時代。社会人となり、初めて贈ったマフラーに、涙を流して喜んでくれたお母様。ご長男様の結婚式に出席したい。その想いを胸に病気と闘って来られました。厳しくも温かく、そしてどこまでも優しく、無償の愛を注いでくれたお母様へ、披露宴では渡すことの出来ない感謝の花束を、ご婚約者の〇〇様と共に、お母様へお贈り頂きます。お2人から花束の贈呈です。」
お棺の上にそっと手向けて頂いた花束は、お母様が大好きだったバラの花束でした。
悲しみの涙に濡れた花束贈呈でしたが、2週間後の披露宴は笑顔で迎えて頂きたいと願うばかりです。お母様もきっとそれを望んでいらっしゃると思うので
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