先日おお手伝いさせて頂いたご葬儀は、野球部の監督を努めていらっしゃった方が故人様でした。とても厳しい指導で、鬼の監督とも呼ばれていたそうですが、一たびグラウンドを離れると、とても優しい方だったそうです。
開式前にはこんなナレーションを入れさせて頂きました。
「時に厳しく叱咤の言葉をかけて下さり、選手の皆様に戦う気概を教えて下さました。しかし、グラウンドを離れれば、温厚にして柔和なお人柄。包容力のある笑顔で、親身になって、学業や進学の相談に乗って下さったそうです。」
ご葬儀には生前、監督にご指導いただいたという選手やOBの皆様が多数駆けつけて下さり、式場に飾られた監督の写真や、モニターに映し出された試合の様子などを眺め、懐かしそうに思い出を語り合っていらっしゃいました。
弔辞を読んで下さった野球部OBの方は、未だに夢の中で監督に怒られる事があるとおっしゃっておりましたが、監督にかけて頂いた厳しい言葉は、その後の人生において、いつもその方の背中を押して下さったそうです。
どんな師と出会えるかで、その後の人生は変わりますね。
やはり、人と人との出会いは大切なんですね。
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