先日、私の経験の中で葬儀では初めてとなる演出を行いました。
それは、「シャンパンタワー」です。披露宴の司会の仕事では何度も経験している演出ですが、葬儀では初めて。
故人様は20代の女性。そんな故人様が生前ご友人に語っていた夢の一つがこのシャンパンタワーでした。
「いつかみんなでシャンパンタワーやってみたいね。」
その夢を叶えてあげたいと、ご友人がお金を出し合って、グラスタワーとシャンパンをご用意して下さいました。
導師が通夜のお勤めを終えて退出された後に、ご友人の皆様がシャンパンタワーの元に集まり、マグナムボトルの栓を抜き、涙ながらにシャンパンをグラスタワーに注いでいきます。
BGMもご友人のリクエスト曲であるDJOZUMAさん。
激しい曲の中、涙色のシャンパンタワーが完成いたしました。
その様子を故人様の笑顔のご遺影が見守っていました。
愛する人を真心で送りたいというお気持ちには、決まった形は無いのですね。
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