先日お手伝いさせて頂いたご葬儀では、故人様が旅立つ前に遺されたメッセージが参列者に配られました。
そこには、出会いの尊さ、自然の厳しさ、人の役に立つことの難しさ、仕事の楽しさ、家族への愛情、そして、旅立つことの悔しさ等が切々とつづられていました。
ご自身の人生を振り返り、御病気と闘いながらしたためられたお言葉の数々は、故人様の生き様を如実にものがたり、遺された方々の心に在りし日のお姿を思い起こさせる、素敵なメッセージでした。
私が旅立つときには、どんなメッセージを遺したいだろう・・・
そんな事を考えた時、ある思いが浮かびました。
それは、「遺すのではなく今伝える」という思いです。
分に関わってくれている多くの方への感謝を自分の言葉で伝え、経験から得た知識や考えを大事な人や多くの人に自分の言葉で伝える。それが大事なんじゃないかと。
故人様が遺してくださったメッセージにそう教えられた気がしました。
合掌
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